pop på svenska
さっそくiTunesに取り込んだ「1986」、その次にかかったのははからずもVAPNETの「Tjernobyl」。
チェルノブイリ、これも1986年の大惨事のひとつだった。
VAPNETの軽快なミニアルバム「Något dåligt nytt har hänt」も暴力や悲劇に満ちていて、
これも「なにか悪いことが起きた」というアルバムタイトルからしてそうなのだけれども。
そしてそのオープンニングの曲であり、象徴の曲が「チェルノブイリ」でした。
アルバム発表当時、曲を書いてるマッティンは、「この曲がいちばんいいと思う」と書いていて、
えー、と思ったのですが、長い時間かけてじっくり聴いているとじわじわといい曲だと思えてくる。
じわじわときいてくるボディーブローみたいな曲であり、アルバムだと思う。
たぶん同世代であるFREDRIKとVAPNETの彼ら。
この2バンドに限らず、1970年代終わりから1980年代初め生まれの、
スウェーデンのポップの代表である(とわたしは思う!)ひとびとは、
わりにポリティカルな題材を軽くて爽快なポップチューンにのせて
気負わずに歌っている気がする。それがその前の世代と違うとこかなーと思う。
そしてそれはとてもポップでありパンクでラディカルであると、思うのです!
そしてもっと若い世代はどんなふうに感じてるんだろと、また思う。
このエントリのタイトルにした「pop på svenska」は、
彼らの前の前のくらいになる世代?のKOMEDAのデビュー盤のタイトル。
「スウェーデン語でポップを」
このタイトル自体がもじりでありパロディであるのだけども、
イエス!きっとパロディやポップなもの、怒りや笑いの間に真実があるのです! たぶん。