WHIP IT 「ローラーガールズ・ダイアリー」のこと

おとといの夜これを聴いて、そのまま懐かしの「MAPLE LEAVES」から始まってイェンスの音源を久々に延々と聴いていて、ものすごくなつかしいのにすごく新鮮に聴こえて驚いた。まったく色あせない。その余韻を少し残しつつ、何にも考えずに「ローラーガールズ・ダイアリー」を観に行きましたら、イェンスが流れて、うおおお! すごくすごく印象的なシーンをさらにロマンチックにするその曲にしびれた。そういえば、イェンスの曲使われるて読んだなあずいぶん前に、と思い出した。

ローラーガールズ・ダイアリー」は自分の中ではこころのベストガールズムービーズにランクイン。すーごく好きでした。さっすがドリュー・バリモア!て感じで、観客を引き込むようにうまく作られているのに(ローラーゲームのシーンは完全にスポーツ観戦状態で観てました)、ひりひりするような感じと、みんな楽しんで好きなようにやりました!という感じが、絶妙のバランスで、結論:素晴らしくよかった。
音楽もすごくよかったなー。インディーキッズの琴線にふれた「(500)日のサマー」の選曲とある意味似た意味で、そしてまたある意味まったく違うベクトルで、ぐっときました。

すべての面から「(500)日のサマー」と対を成す感じだなあと思った。「サマー」も嫌いではなかったのだけども、比べてしまうと、やっぱりなんつうか、「ローラーガールズ」の痛快さの方が好きだなあと。ぶつかってぶつかっていろいろ痛いめみてそこから得るもの、独立もしてなくていろんな意味で不安定な立場だけど自分なりの希望ある未来をどう開いていくのか、その描き方が、やっぱりすてきだと思った。すごく王道だけども。自分の存在意義を恋愛に求めない、ていうとことかも。
「サマー」のトムも自分なりの未来の開き方をつかみかけるけど、そこには必ず次の「サマー」の存在があるわけで。

10代だからのこその悩みと輝きということだけではないと、すごく思った。出てくる女性は年齢はさまざまだけど、みんな自分の存在意義って、可能性ってなんだろう?ということを模索していた。そんな映画をドリュー・バリモアがつくったということにも胸を打たれる。2009年のアメリカって素晴らしいじゃん!て思いました。