MUGEN - SUNNY DAY SERVICE

頭ががんがん痛いのでやさしい音楽を、と思った時に、このアルバムが浮かんだ。
久々に引っぱり出して聴いてみたら、ああこれだった。

リリース当時、99年頃だったか、このアルバムが好きで好きで、ずっと聴いていました。そして2000年頃もまだしつこく聴いていた、ある意味ある時期のわたしのバイブル。白熱灯だけの光の中でこのアルバムを聴く毎日でした。
たしかサニーデイの最後から2番目のアルバム。これを聴いてた頃にはちょっと後に解散してしまうなんて思いもしなかった。
これの前のアルバム、紆余曲折あって仕上がったような勢いのある「24時」も大好きだったけど、この「MUGEN」を聴いたときには、ああお帰りなさい、と思ったり、サニーデイも成熟の段階を迎えて新しい章に入っていくのかしら、と思ったり、したのでした。今思い出した。
初期の頃からの要素がぐっと凝縮されて引き継がれながらも、どこか洗練されたというか突き抜けたというか、そんなふうに感じたのか。と今にして思います。

まあとにかく、すごくいいアルバムだなあと思っていて、大好きだったのです。なんでここ数年聴いていなかったのか、と思いながら、聴く。
シンプルだからか、歌詞の一節一節がすごくすうっと入ってくるのは相変わらず。あと、シンプルなのにちょっと初期の頃みたいな、ひねりのある曲が多くて(「スロウライダー」とか)、これまた好き。

ああ僕らの人生って 空飛ぶサーカスみたいだね